スポーツトレーナーとアスレティックトレーナーの違いとは?資格・仕事内容・将来性まで
公開日:2025.05.30

将来、スポーツの分野で活躍したいと考えている皆さんへ。
「スポーツトレーナーになりたい!」「アスレティックトレーナーに興味がある!」という声をよく聞きますが、この2つの仕事内容はどのようなものかご存知でしょうか?
実は、アスレティックトレーナーはスポーツトレーナーという大きな枠組みの中に含まれる職種です。では、他のスポーツトレーナーとの違いはどこにあるのでしょうか?
今回は、皆さんの将来の夢を実現するために、それぞれの仕事の特徴や必要な資格、将来性までを分かりやすく解説していきます。
スポーツトレーナーとアスレティックトレーナーの違いとは
スポーツ選手のケガの予防やコンディショニングをサポートする専門家として、スポーツトレーナーという職業があります。その中には、アスレティックトレーナーという特化した職種も含まれています。
つまり、アスレティックトレーナーはスポーツトレーナーの職種の一つなのです。
では、スポーツトレーナーには他にどんな職種があるのでしょうか?
そして、それらの職種はどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれの特徴と違いについて詳しく見ていきましょう。
スポーツトレーナーの仕事内容とは
スポーツトレーナーは、選手の可能性を最大限に引き出すサポート役です。トレーニング指導からメンタルケアまで、選手に寄り添った幅広いサポートを行います。
スポーツトレーナーには以下のような職種があります。
・アスレティックトレーナー
アスレティックトレーナーは、スポーツ選手のケガ予防や応急処置を専門とするトレーナーです。競技現場で選手が安全にプレーできるようサポートし、ケガからの復帰を支援します。
・メディカルトレーナー
メディカルトレーナーは、医療機関で働きながらケガや障害を抱える人々の運動機能回復をサポートします。アスレティックトレーナーと似ていますが、特に医療現場での活動が中心であり、柔道整復師、鍼灸師や理学療法士などの国家資格が必要とされる場合があります。
・ストレングストレーナー
ストレングストレーナーは、「強さ」に焦点を当てたトレーニングを提供し、選手の体力向上や身体能力の強化を目指します。パフォーマンス向上に特化した役割を担います。
・フィットネストレーナー
フィットネストレーナーは、一般の人々に向けた運動指導を行います。ジムやフィットネスクラブで活動し、健康維持やダイエット目的の運動プログラムを提供します。
各職種には異なる専門性と役割があります。自分がどんな分野で活躍したいか明確にし、それに合わせた資格取得と経験を積むことが成功への鍵となるでしょう。
アスレティックトレーナーと他のトレーナーの違いは?
スポーツトレーナーの中で、アスレティックトレーナーは、医学的な知識を活かして選手をサポートする専門家です。
主な役割には以下のようなものがあります。
- ・スポーツ活動中の外傷・障害予防
- ・コンディショニングやリコンディショニング
- ・プレーヤーの安全管理と健康管理
- ・医療資格者に引き継ぐまでの救急対応
病院でのリハビリテーションは理学療法士が担う領域ですが、アスレティックトレーナーはケガからの競技復帰までのサポートに重点を置きます。
このようにアスレティックトレーナーは競技復帰まで責任を持ってサポートする点で他職種と異なります。
スポーツトレーナーの資格の違い
スポーツトレーナーにはさまざまな職種があり、それぞれに必要な資格や仕事内容が異なります。職種によって活動できる範囲や専門性が変わるので、自分の目指すキャリアに合った資格を選ぶことが重要です。
それぞれの資格について
スポーツトレーナーとして専門性を高めるためには、以下のような資格が役立ちます。
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
医学的知識と実践的スキルが求められる資格。ケガ予防や応急処置、栄養管理などを行う専門家として活躍できます。
・柔道整復師・鍼灸師などの医療系国家資格
メディカルトレーナーとして医療現場で働くために必要。ケガからの復帰をサポートする際に役立ちます。
・NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)
ストレングストレーナーとして活動する際に有利。身体能力向上やトレーニング指導を行う際に活用されます。
これら資格によって活動範囲や専門性が異なるため、自分が目指す分野に合った資格取得が重要です。
スポーツトレーナーの将来性
皆さんの中には、「将来性はどうなの?」「安定して働けるの?」という不安を持っている方もいるかもしれません。
スポーツトレーナーはスポーツ業界での需要は年々高まっており、活躍の場が広がっています。
健康に気を遣う方々が増えている中、フィットネスジムや民間のスポーツクラブで働くスポーツトレーナーの需要は増加しています。
また、プロの選手たちが最高の状態を維持するためには、トレーナーのサポートが欠かせません。スポーツ界全体で、トレーナーの重要性はますます認識されているのです。
特に、アスレティックトレーナーは、プロスポーツチームや国際大会で、選手のケガの予防や回復をサポートします。専門的な知識を活かして選手のケアをすることが求められ、非常に専門的なスキルが必要とされます。
スポーツや健康への関心が高まる中、専門的なサポートへの需要は増加傾向にあります。また、技術の進歩に伴い、オンラインでのトレーニング指導など、新しい働き方も生まれています。
まとめ
スポーツトレーナーのさまざまな職種には共通点もありますが、それぞれ異なる役割と専門性があります。自分自身がどんな分野で活躍したいか明確にし、それに合わせた資格取得や経験を積み重ねることが重要です。将来性も十分ある職業なので、自分らしいキャリアプランを描いてみてください。
スポーツトレーナーは幅広い分野で選手を支える「オールラウンドプレイヤー」。その中でも、アスレティックトレーナーは競技現場に特化し、選手をサポートする「スペシャリスト」として活躍します。
皆さんの「好き」や「得意」を活かせるのは、どの道でしょうか?
どの道を選んでも、選手の夢の実現をサポートし、スポーツの素晴らしさを伝えていける、とてもやりがいのある仕事です。
スポーツトレーナーとして活躍するためには、現場で必要な実践力や専門知識を効率よく身につけることが大切です。
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