柔道整復師とアスレティックトレーナーの同時取得とは?
スポーツトレーナーを目指す高校生のための資格と進路を徹底解説
公開日:2025.12.26

「柔道整復師とアスレティックトレーナー、両方の資格を取得できるの?」
「同時に取得すると、将来どんな仕事ができるの?」
スポーツや医療の分野に興味を持つ方の中には、
このような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に高校生や、進路を考え始めたばかりの方にとっては、
「スポーツトレーナーになりたいけれど、どんな資格が必要なのだろう?」
「柔道整復師だけでスポーツトレーナーとして活躍できるのか?」
と迷うことも少なくありません。
近年、そうした悩みの中で注目されているのが、
「柔道整復師」と「アスレティックトレーナー」を同時に目指す進路です。
医療とスポーツの両方に関わる知識と技術を身につけることで、
将来の活躍の場や選択肢を広げられる点が、大きな特徴といえるでしょう。
本コラムでは、
・柔道整復師とはどのような資格なのか
・アスレティックトレーナーの役割
・2つの資格を同時に取得するメリット
・将来の活躍フィールドや進路の考え方
について、これから進路を考える方にもわかりやすく解説していきます。
1. 柔道整復師とは?|スポーツ現場でも活躍できる国家資格
柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷といった外傷に対し、施術を行う国家資格です。
接骨院・整骨院での施術を中心に、医療機関、介護施設、スポーツ現場など、幅広い分野で活躍しています。
柔道整復師の大きな特徴は、手技を中心とした施術によって、ケガの回復をサポートすることです。
日常生活で起こる転倒や打撲だけでなく、部活動や競技中の外傷に対しても、専門的な知識を活かして対応します。
スポーツの現場では、
- ・ケガが起きた際の応急対応
- ・回復期における施術やケア
- ・日常生活や競技への復帰サポート
といった役割を担い、選手が安心して競技を続けられるよう身体を支えています。
2. アスレティックトレーナー(AT)とは?|スポーツトレーナーとしての役割
アスレティックトレーナーは、スポーツ選手のコンディション管理やケガの予防、復帰支援を行う専門職です。
日々の練習や試合を通して、選手の身体の状態を把握し、良いコンディションを保つためのサポートを行います。
主な役割には、
- ・ケガをしにくい身体づくりのサポート
- ・競技特性に合わせたトレーニングの補助
- ・練習や試合時の体調・状態管理
- ・ケガ後の段階的な競技復帰支援
アスレティックトレーナーは、
ケガをしてから対応するだけでなく、ケガを未然に防ぐことや、日常の状態管理に関わる存在です。
3. 柔道整復師とアスレティックトレーナーの違い|資格・役割を比較
柔道整復師とアスレティックトレーナーは、どちらも身体に関わる仕事ですが、役割には明確な違いがあります。
- 柔道整復師:外傷に対する施術、回復のサポート
- アスレティックトレーナー:ケガの予防、状態管理、競技復帰支援
それぞれの役割を理解したうえで両方を学ぶことで、
「ケガの前から、ケガの後まで」一貫して関われる人材になることができます。
4. 柔道整復師×アスレティックトレーナーを同時取得するメリットとは?
①ケガの予防から復帰まで一貫して関われる
柔道整復師としての医療的な視点と、
アスレティックトレーナーとしての現場対応力。
この2つを併せ持つことで、
- ・ケガを防ぐための身体づくり
- ・ケガが起きた際の初期対応
- ・回復期の施術やケア
- ・競技復帰、再発予防までのサポート
といった流れに、一人の専門家として継続的に関わることが可能になります。
選手や利用者の身体を長期的に支えられる点は、現場でも大きな強みです。
②活躍の場・進路の選択肢が広がる
同時取得することで、将来の進路の幅も大きく広がります。
- ・接骨院・整骨院
- ・スポーツチーム、部活動
- ・トレーニング施設、フィットネスジム
- ・医療機関や介護分野
など、医療とスポーツの両分野で活躍できる可能性があります。
将来どの分野に進むかを早い段階で決めきれない方にとっても、
同時取得は安心して選択できる進路といえるでしょう。
③現場から求められる人材になれる
近年のスポーツ現場では、ケガへの対応だけでなく、
日頃の身体づくりや状態管理まで理解している人材が求められています。
両方の資格を持つことで、
- ・選手の状態を多角的に把握できる
- ・指導者や医療スタッフとの連携がしやすくなる
- ・現場で信頼される存在になりやすい
といったメリットがあります。
5. 同時取得はどんな人に向いている?
- ・スポーツに関わる仕事がしたい
- ・ケガの予防から回復までトータルで支えたい
- ・将来の選択肢をできるだけ広く持ちたい
- ・医療とスポーツ、どちらにも興味がある
このような想いを持つ方に、
柔道整復師とアスレティックトレーナーの同時取得は向いています。
学びながら自分の進路を考えられる点も、大きな魅力です。
6. 柔道整復師とアスレティックトレーナーを同時に学ぶ意味
柔道整復師とアスレティックトレーナーは、それぞれ異なる役割を持つ資格ですが、
実際の現場では、その境界がはっきり分かれているとは限りません。
たとえばスポーツ現場では、
「ケガをしているのか」「疲労がたまっているだけなのか」
「休ませるべきか」「動かしながら調整するべきか」
といった判断が、日々求められます。
柔道整復師の知識があれば、身体の状態を医学的な視点で捉えることができ、
アスレティックトレーナーの視点があれば、競技や練習状況を踏まえた対応が可能になります。
両方を学ぶことで、目の前の症状だけでなく、
その人の生活や競技背景まで含めて考えられる力が身につきます。
これは、どちらか一方の資格だけでは得にくい、大きな価値といえるでしょう。
7. 同時取得が将来のキャリア形成に与える影響
資格選びは、就職先だけでなく、将来のキャリアの広がりにも大きく影響します。
柔道整復師のみの場合、主な活躍の場は接骨院・整骨院が中心になります。
一方で、アスレティックトレーナーの知識や経験をあわせ持つことで、
- ・スポーツチームへの帯同
- ・部活動やクラブチームでのサポート
- ・トレーニング施設やジムでの指導
- ・地域スポーツへの関わり
など、関われるフィールドが広がります。
また、将来的に
「まずは接骨院で経験を積み、その後スポーツ分野へ」
「スポーツ現場を経験してから、地域医療に関わる」
といったように、進路を途中で広げたり、方向転換したりしやすいのも、同時取得の強みです。
若いうちに選択肢を多く持てることは、将来の安心感にもつながります。
8. 学校選びで大切にしたいポイント
同時取得を目指す場合、どの学校で学ぶかも重要なポイントになります。
- ・無理のないカリキュラムで学べるか
- ・資格取得だけでなく、現場を意識した学びがあるか
- ・学生一人ひとりの進路に寄り添ったサポートがあるか
こうした点を確認することで、入学後のギャップを減らすことができます。
資格は「取ること」がゴールではなく、その先でどう活かすかが大切です。
だからこそ、学ぶ環境選びも、じっくり考えることが重要といえるでしょう。
まとめ
柔道整復師とアスレティックトレーナーの同時取得は、
「治す力」と「支える力」の両方を身につけられる資格の組み合わせです。
将来の可能性を一つに絞るのではなく、
じっくりと自分の進路を考えたい方にとって、大きな選択肢のひとつとなるでしょう。
そして、スポーツ健康医療専門学校では、
柔道整復師とアスレティックトレーナーの資格を同時に目指せるカリキュラムを用意しています。
医療とスポーツの両面から学びながら、自分に合った将来像を描いていきたい方は、
進路選択のひとつとして検討してみてください。


